葉山のこぢんまりとしたタルト専門店Maron。
初めこのお店が気になったのは絶妙なヘタウマのかわいい猫の絵。
猫だぜ。行くしかない。
アップルパイは土日限定。
しかも夕方には売り切れてしまうので中々タイミングが難しく1年位お店のツイッターを眺めて涎を垂らし続ける日々。
夏休みになったら湘南方面に近寄るともれなく大渋滞で辛いので今の内に行くことが出来て良かった。
お店の外は蚊取り線香のようなお香のような、そして煮魚っぽいような複雑な匂い。
お寿司屋さんとラーメン屋さんの並びだからだろうか。
道の向こうは即大自然だから虫除けだろうか。
ここの近所のサンルイ島で夜にケーキ買った時すっげー蛙の鳴き声がしてエンカウントしたらケーキの箱落っことして台無しにするかもしれない悪寒に襲われた時のことを思い出した。
おしゃれぶっているけれども田舎だからな葉山。
葉山もさらに田舎に住んでいる者に言われたくないだろう。
手消毒して入店。
右手にマフィンやクッキー等の焼き菓子、左手にショーケース、2人で満員な広さ。
そしてそこここに猫！猫！焼き菓子には件の猫のラベル。壁に頭を突っ込んでお尻を出しているフェルト人形の子。
店員さんのエプロンにも猫のお人形が。
猫はいいよね。でも狭いのであんまり落ち着いて店内を見られない小心者。
わざわざ土日に狙って来たのだしアップルパイは絶対として、おうっふピスタチオチーズタルトもありゅううう！
拙僧ピスタチオとチーズケーキ大好き侍也。節操無いな。
アップルパイ（アールグレイ茶入り）とピスタチオチーズを注文。
ドライアイスは30分オア1時間で入れてくれるとの事。
事前用意してきた保冷バッグに入れて即帰宅。
普通のアップルパイならば飲み物は牛乳カフェオレ癖の無いお茶から気分でチョイスですが、紅茶アップルパイとなると何が良いものか。
アールグレイ使用ってんだからアールグレイがいいんだろうけんども無い。
折角の紅茶部分が飲み物の強さに負けてしまっては困る。
選ばれたのは3時間抽出水出し麦茶でした。
でも軽い水出しコーヒーだと思えばいけるんじゃないだろうか。大体似たような物だ。そうかな？
店員さんにお家であっためるならどうするべきか聞くのをわすれたーあ。
買ってきたばかりだしそのまま食べる事とす。
いざお皿に出してみると思ったより小ぶりサイズ。
厚みは薄めでりんごの塊はあんまり見当たらないけれども細かい茶葉がどわーっと入っている。
ひねりの効いたトップのテリツヤがいかにも美味しそう。
フォークとナイフがサクサク入っていい感じ。
テリツヤの部分はキャラメリゼか何か？てほんのり甘くてもういきなりうまい。
食べ進めると見た目の通り確かにりんごの歯ごたえはあまり感じられないものの、紅茶の香りとりんごのさわやかな甘さに誘われる。
なんだろう。もっとりんごが欲しくなりそうな所なのに凄い丁度良いんだわりんごと紅茶とパイのアマサクが。
小ぶりだと思っていたけれど食べ終わると本当に丁度良い。
控えめで口に残らないタイプの甘さ。りんごと紅茶好き全員がこのタルト好きになっちゃうんじゃないかしら。
ああーおいしかったなーって反芻すると半日涎が止まらない素敵タルトでした。
ピスタチオチーズもピスピスしてて隠し（でもない）ジャムもいいし、タルト地はアップルパイとはまた違うビスケットっぽいざくざくでうまあじが過ぎる。
フルーツ系もキレイで美味しそうだったし、大人のチョコも気になるし、店名がマロンなので栗が一推しなのかもキニナル木。
また行こうとおもう。
